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91.12.02:Fez-1 次の章:Giblartarへ |
91.12.02(月) FEZ つづき ここから交渉が始る。 交渉は皆のいる広間では行われず別のコーナーへ連れて行かれる。 向うの言い値は650 US$。こちらはマァ半額だろうと当りを付け300$より始める。それでも40,000円もの高価な物だ。 店員の冗談混じり、日本語混じりの口上が始る。身ぶり、手真似を含めた楽しいエンターテインメントだ。しばらくして向うは500$の値を付けてきた。 値段は全て筆談だ。 こちらが反応しなかったので、又しばらくエンターテインメントが続く。 そして LAST PRICE と言って450$と書いてきた。 直感的にここが一つのタイミングと感じ、しばらく考えながら350$と書いた。一瞬の間の後、向うは手をさしのべた。 握手。それで成立だ。 すると最初の客として再度広間へ連れて行かれ皆の前で紹介され、拍手が起り、それでショーは終了するという案配だ。 300$で頑張ればいけたような気もするが、TOTAL30分程度のなかなか楽しいショーであった。(別の人は結局330$+日本製ボールペンで買ったようだ) この日はその他、タイルの美しいブー・ジェルード門 - BAB BOU JELOUD - や王宮のファサード、そして金物装飾屋などを見た後ホテルに戻る。
ホテルのすぐ隣に国営のみやげ物屋があると言うので覗いてみる。 こちらは安心できるが定価で買わねばならない。しかしメディナの売子のいい値より格段に安い。皮のブルゾン1,050ディルハ
ム(約16,000円)を買う。 91.12.03(火) FEZ 本日は自由行動だが、ガイドがメディナの一般家庭を見せてくれると言うので再度 BALI を散策する。 その家は中流階級という事で一回り規模は小さいが、総2階建てで中央にパティオを持つロノ字型プランは昨日のレストランと同じだ。 パティオは実測によると、6,200×8,700の平面を持つ。単純に試算しても200Fを越す規模の住宅だ。 そして装飾されて美しく、階高も高く、メディナはかなり住み安い所だと思った。 自由行動は午前中で終り、いよいよ FEZ におさらばである。 興奮の二日間であった。 我々はスペインに渡るためタンジール - TANGER
- へ向う。 FEZ から TANGER まで330km、約4.5〜5時間のバス旅行である。バスからの風景は緩やかな丘陵地に小さな集落が散在しているといったいままでと同じ様な物だが、北へいくに連れ、少し気候が違うのだろう、白い箱の上には赤茶の瓦屋根(俗に言うスペイン瓦)が目立つようになった。
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BALI内部
道端の水飲み場
FEZ〜TANGERの風景
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