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91.12.07:Barcelona-1 |
91.12.08(日) BARCELONA つづき 丘を北方向に下って行ったところにあのミースのバルセロナパヴィリオンが復元されているのでそちらに廻る。 パヴィリオン内部は決して均質ではない。壁の位置、大きさ、屋根の高さ、出の寸法、柱のディテール、開口部の位置、大きさ、直接光、反射光などが綿密に計算され、ある部分をいじればその影響が全てに及んでしまう完璧とも言えるデザインだ。
地下鉄でランブラス - RAMBLAS - へ向う。BARCELONA の旧市街地を見て廻ろうと言うわけだ。南端、港近くに建つコロンブスの塔に上がりまずは街を俯瞰。あいにくの曇空で視界は遠くまで広がらないが、市内の主要な物は大体見渡せる。上から見ればカテドラルの塔が突出している。SAGRADA FAMILIA はうっすらとしか見えない。 BARCELONA の街はランブラス通りを真ん中にしてゴチック地区 - BARRIO GOTICO - とチノー地区 - BARRIO CHIN - が合わさった旧市街地と、その周囲のグリッドパターン状に道路が整備された拡張地区とに大別される。(現在は更にその外周が新市街地として整備されている) 拡張地区のグリッドモデュールは400mが基本とされ、それが又3分割されている。よって1ブロックは133m角となる。 CASA BATOLLO や CASA MILA 、SAGRADA FAMILIA などは拡張地区の1画にあるが、市役所やカテドラルと言った主要施設はゴチック地区にある。 地図や航空写真でその様は一目瞭然となるが、このゴチック地区が面白い。(チノー地区は今犯罪の巣と言われ観光客は入らない方がよい、とはJTBの優秀添乗員梶村女史のアドバイス) 車は通るがすれ違いができない程度の巾を持つ道路が迷路状にめぐらされ、光と影の空間を造っている。その中にアパルトマンであろうか、意匠に凝ったバルコンや出窓が道路に突出している。影の部分はメディナとは違い、CHICAGO のビルの谷間にも似て、少々恐い。 昼食はランブラス通りに面したマクドナルド。なんせ金がないのだ。 |
Barcelona Pavilon
コロンブスの塔より
カテドラル内陣上部
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