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90.07.06(金) LOSANGELS

いよいよ視察も最終日を迎えた。
シーポートヴィレッジという海岸沿いの小さな開発を見る。
特に魅力があるわけではないが、のんびりとしたポケットパーク的で悪いものではなかった。
本日の主目的はサンディエゴ、ホートンプラザの視察にある。
バスは田園都市LOSをほぼ海岸に沿って南へ、サンディエゴへ向かう。
途中ラ・コスタというリゾート地で昼食をとる。ここもいい所だ。
しかしこんな所にも日本人がいる。LOSからバスで数時間、オーナーが日本の企業という事もあるらしいが、同胞日本人の神出鬼没ぶりには目をみはらされる。今回の視察旅行を通 じて見た日本資本、および日本人の進出ぶりはまさに驚異としか言いようがない。複雑な気持ちだ。

途中で大きなプレゼントがあった。
カーンのソーク研究所に立ち寄ってくれたのだ。
自然と対峠し、緊張感溢れるその研ぎ澄まされた造形物は、20年を経た今でも生命力に満ち、改めてカーンの偉大さを実感する。
素晴らしい。
今回の視察の中で建築としてのベスト1を挙げよと言われれば、迷う事なくこのソーク研究所を挙げるであろう。

惜しむらくは余りに時間がなさすぎた。次回の楽しみにとっておこうと思う。

ホートンプラザも見応えがあった。
大きくは、半円形の組み合わせによる中庭をはさんで、二つのブロックがブリッジ等でつながる単純な構成だが、そこに注意深く計画されたレベル差を持ち込む事により、複雑で多彩 な空間が展開されている。
またそれらの空間に対応して形態、素材、色彩が多種多様に使われており、あたかもおもちゃ箱のように、楽しさに溢れたショッピングセンターとなっている。
従って動線は複雑だが、陰鬱なスペースが全くなく、歩けば快適で楽しく、いつまでも飽きがこない。
設計者は計画に当たり、「ディズニーランドとパリの街を徹底的に研究した。」そうだが、しっかりとした骨格と巧みな空間構成を持つ優れた建築物である。
夕食もそこで済まし、夜道をホテルまで戻る。
これで全部の日程が終了した。


SeaPort Village


SeaPort Village



Salk Institute  LDS Jolla


Salk Institute  LDS Jolla

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