90.07.05(木) LOSANGELS
早朝5:30モーニングコールという厳しいスケジュールでサンアントニオからロサンジェルスへ飛び立つ。
ロスの空港からダウンタウンまで閑静な住宅地が続くのかと思えば、突然石油採取場の風景が現れる。これがLOSなのかと思った。
マリーナデルレイは明るく華やかであった。
世界一というヨットハーバーは壮観であり、いやがおうにも気持ちを高揚させる雰囲気である。
あわただしくダウンタウンを駆け抜け、ISOZAKIのMOCAを訪れる。建築ジャーナリズムでいろいろな問題が報道されていたが、その影響が建物にも反映されてしまったのか、外しか見ていないが、世界のISOZAKIにすれば物足りない結果
であった。
ダウンタウンはN.YやCHICAGOとは違い都市的密度が低く想像していたものとは少し違っていた。これがLOSなのかと思った。
昼食はリトルトウキョウで冷やしうどんとおにぎり。もはや可能な限り日本食を求めている自分がわかる。
昼食の後、7th Ave.にある、地中に掘り下げられたJ.ジャウディのショッピングセンターを瞬時のうちに見学し、ビバリーヒルズに入る。
静かで洒落た店が立ち並び、真夏の太陽と青い空が店々の鮮やかな色と混ざりあい、高級感溢れる一角であった。
その後海岸沿いのヴェニスにあるJ.ジャウディのオフィスを訪問する。夏というのに風が驚くほど冷たく、浜辺に面
した彼のオフィスには爽やかな風が流れていた。その環境はただただ羨ましい。
ヴェニスの海岸では若者達が思い想いの開放的なファッションで、唱ったり、ローラースケートをしたりで、楽しげに過ごしていた。
カリフォルニアの明るい太陽のもと、健康的で新しい文化の発芽を感じさせる街。これがLOSなのかと思った。
ネクタイにスーツ姿のおじさん達はさぞ滑稽で、まさに異邦人であったに違いない。
ヴェニスに続くサンタモニカ海岸にあるLOEWS HOTELが宿泊地であった。こういう所では仕事を忘れ、ゆっくりしたいものだ。
今回初めてLOSを訪れて、いままで持っていた都市公害溢れるイメージはほんの一部分で、基本的に郊外の田園都市LOSという印象を受けた。いいところだと思った。
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7th Ave.Shopping Center
Beverly Hills
ヤBack Nextモ
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