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90.06.30:ORLAND-1 |
90.06.30(土) ORLAND 宿泊したのはスワンホテルであった。隣接するドルフィンホテルと併せて、あの世界的な建築家マイケルグレーブスが設計したらしい。 悪意が有れば如何様にも言える建物であろうが、フロリダへ来た、ディズニーの世界へ来た、という事を感じさせてくれるものでもあった。 (しかし壁を叩けば”ポコ”と音がなるのはなんとも頼りない。) 本日はEPCOTセンターを廻る。 大きな池の回りにパビリオンが立ち並ぶ、分かりやすく、退屈し安い構成であるが各パビリオン内部は大変おもしろい。 並んで待つという事が免除されるのならば大人も子供も一日中十二分に楽しめるだろう。夕刻には光と音楽に花火を加えたショータイムも準備されており、さすが楽しませる事の達人ディズニーと感心させられた。 ここはディズニーの遊ぶ学習塾とでも言えるところか。 だいぶん離れたフロリディアンホテルにて夕食をとる。オーダーしてから実際食べれるまでなんと1.5時間かかったが、静かで好い環境の中にあるホテルであった。さしずめディズニーの貴賓室とでも言ったところか。 その夜、プレジャーランドと言う所へ行く。 そこは想像を絶する驚異的な場所であった。 街そのものが巨大なディスコと化していたのだ。あふれんばかりの人また人、あふれんばかりの音また音に加え、夜空をつらぬ くライティングと喚声。 人々が何かに憑かれたように踊りまくり、騒ぎまくる危険な陶酔空間が出現していた。 「地獄の黙示録」と言う映画のなかでベトナム最前線のジャングルが、突如兵士達の欲望渦巻く巨大な興奮の坩堝と化すシーンがあったが、まさにその光景であった。 90.07.01(日) ORLAND 本日はMGMスタジオとユニバーサルスタジオと言う映画ファンなら心踊るプログラムであった。
しかしながら各パビリオンの中以外は退屈な造りである事と、パビリオンに入るためには長い行列に加わらなくてはいけない事は、私を大変疲れさせた。
夜はチャーチストリートにて過ごす。昨夜の体験とはうって変わって、私には過ごし安い夜であった。 |
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