19.01:謹賀新年
賀正2019
新年あけましておめでとうございます。
ホームページの更新が遅くなり申し訳ありません。
さて「平成」が終わり5月から新しい年号が始まりますが、弊社も大きな区切りを迎え新しい気持ちでスタートです。
毎年お正月にはいろんなことが頭を巡りますが、今年は・・大げさに言えば・・新しいデザイン感性というようなものに頭を占められました。
それは「自然」への対し方です。
今まで私は「自然」と「建築(人工)」を区別した上でそれを合わせて「環境」と捉えてきたのですが、今は新しい街を作る必要がないこともあり、両者を一つのものとして、それも無意識に、区別しないで「環境」を考える人が多いのではないかと感じるのです。
「自然」を「土地」と言い換えた方がスムースかもしれません。新築するのは「建築(人工)」ですが、土地を含めた「環境」と捉えたら全てがリノベーションです。
以前からそこにあるものに手を加えてより良い状態を求める、その延長上に昨今のリノベブームもあるのではないか。商店街や空き家に対するアイデアも、「建築(人工)」の問題とは言えど、「環境」としてコモンのような意識の再編成が主題となっている。1軒の家でも敷地境界線の中で閉じるのではなく、両隣、周辺といかに繋がるかが視野に入っている。
「自然」を独占できないように「建築(人工)」ももっと開いて、両者一体となって新しいパブリック性を持つべきである、そのような感覚で「環境」を考えることに大きな可能性を感じた年の始まりでした。
本年もよろしくお願いします。
19.01.16 |