91.11.26:出発

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■ EUROPE ’91

建築協会の「イスラムの建築を訪ねて」というツアーに参加する事ができた。総勢37人、添乗員を入れると39人という大所帯であるが、ヨーロッパでもあまり足を延しにくい所を廻る事もあり、行く前より結構興奮していた。以下はその2週間の徒然なるままの記録である。

91.11.26(火) 日本及び機内

大阪豊中空港に17:00集合。まず日本人ツアーらしく説明会(結団式?)がある。添乗員はMr.松尾とMiss.梶村。後でわかるがどちらもユニークなキャラクターを持っている。 いろいろな説明(みやげ物勧誘まであったのは驚いた)の後税関を越える。
その日はすいていた。 日本タバコを1カートン買い飛行機に乗込む。LH (ルフトハンザ)734便。香港経由フランクフルト行である。大阪から香港までまず4時間のフライト。意外とかかるものだ。定刻通り19:00になると機体が動き出した。シートは33Kの窓際。中央トイレ横、非常口の所なので前は広くて良いが、ちょうどエアコンの吹出し口があり足元が寒い。それに加えなんと禁煙席なのだ。ちょうど2時間ほどすれば食事が出る。例によって飛行機特有のメニューであるが、いただいたドイツワインはうまかった。

香港にはほぼ定刻通り到着。待ち時間は1時間。帰路も香港経由なので添乗員からのお勧めもありここでまずみやげの酒を買う。 ”バランタイン30”があるがなんと2,000香港ドル(1香港ドル=18円)36,000円。高い酒だ。そんな金がなく”バランタイン17”を買う。これも免税店で4,000円ほどの高級な酒だ。

日本時間24:15、香港時間23:15(香港との時差1時間)定刻にLH734はフランクフルトに向けて離陸。これから長い時間が始る。機内ではやはり食事にうんざりするが、それより食後の一服が問題であった。禁煙席の客がタバコを吸えるとすれば最後方のスチュワーデスのキャビンしかない。そこへ吸いに行くと今食事の片付け中なので後でこいと言う。
言われたとおり15分ほどして落ちついたところを見計らって再度赴くと今度は社内販売の用意をしているので又後でこいと言う。そのスチュワーデスがブルックシールズに似ていなければ頭にきたであろうが、その場はおとなしく再度席に戻る。
しばらくするとブルックシールズが社内販売のワゴンと共に客席に現れ、笑顔でOKの合図をくれた。やはりいい娘だ。 やっとタバコに火をつける事ができたわけだが、火をつけたとたん今度は別のスチュワーデス(チーフ格のようだった)がやってきた。

「ここは本来 NO SMOKING、そして私たちスチュワーデスの働く場所。ここに入ってきてタバコを吸うのは困る。」とその彼女が宣う。幸い、火をつけた一本は許してくれたのかグラスに水をいれ灰皿と言って持ってきてくれた。喫煙席に替えてくれと交渉するが、満席との事。
束の間の休息もブルックシールズが帰ってくるや否や終了し、そこを追出された。香港までは問題なく後ろのキャビンで吸えたのに、まぁ、しょうがないか。 豊中空港でよく禁煙パイポを買ったものだ。現地についてからの事を考慮して買込んでいたが、機内で役に立つとは。

香港からフランクフルトまで14時間。その間、タバコの消費量1本。やっとの事で着陸。

*今はもうタバコは止めております。

Last Update 00.06.17