25.08:危険な暑さという表現が納得です。

万博雑感

先月やっと万博へ行ってきました。開幕以降連日メディアで報道されるので気分が盛り上がりますよね。
見ておきたかったのはまず大屋根リングですが、あのなんとも言えない会場配置が気になってしょうがありませんでした。本当にそのまま出来ているのか?

会場へは東ゲートから入場、リングは目に入らず意外でした。ゲート、つまり門からもっと象徴的に扱われているのかと思ってましたがさにあらず。
リングは一歩踏み入れると圧倒的で思わず見上げてしまいます。ギネス認定の木造フレームはさすがに迫力がありました。しかしどこか大味で物足りない。後々の再利用前提の仮設建築物なのでこういうことになる、とは理解できますが、仮説でここまでやるのか、という懸念の様な思いは払拭できずでした。

  

会場配置は大雑把に頭に入れていきましたが、目的のパビリオンに行くのは結構苦労しました。一通り巡るとわかりますがリングの内側ではパビリオン間の行き来はできなく入場者は原則リングへ戻り次を目指す様に作られてます。これは不便でした。配置図のリング内中央部分はメイン動線がタテヨコ1本で、それ以外は基本的にスタッフサービスエリアで、リング動線とは数多く交錯してるもののアクセスはできない状態でした。
またリングから各パビリオンへのアクセスは特に工夫は感じられず無造作で乱雑感がありました。勝手気ままな造形が立ち並ぶパビリオンなのでその配置は難しいと感じました。

バラバラで乱雑な広がりをそのままにして、そこに一つの求心的で揺るがない秩序を差し込み変に調停しない。その連続と非連続が入り混じる会場に人が集まる時どういう空間が生じるのか、というような一種の実験装置のようにも感じました。

 

個人的にリングに一番共鳴したのは屋上に上がって見回した時でした。
架構の内部は大味でちょっと単調ですが、屋上は屋根の上の公園といった趣で、周遊路に沿って小さなスケールが波打つように連続し、それを目で追っていくとパノラマビューで円形が完成するのが見える。そのスケール感の重なりに興奮を覚えました。

結局華麗なパビリオン建築や若手20人の新しいデザインは見ることができず次回にお預けとまりましたが、歩きながらいろんなことを考えた万博でした。

25.08.01