24.03:春と冬、交互ですね。 お恥ずかしい話ですが我が家ではお客さんをお迎えする時は結構忙しい。日頃からもう少し綺麗にしておけば済むのに、と思いながらいつもあくせく片付けたり掃除をしたり。 しかしふと考えると片付けないといけない状態というのは、自分も快適ではないということで、ものが溢れていたり何かをした後そのままになってたり、暮らしというのはそういうのもやむを得ないと思ってましたが、最近そうでもない気がしてきました。 家というのは実に多様な行為が行われていますし、家族に応じて多様な暮らしが展開されてます。それぞれの暮らしに応じた家づくりがある中、建築物やインテリアをどう考えておくかは設計者の腕の見せ所でありますが、これから続く暮らしをどう組み立てていくかは住み手の腕の見せ所と言えそうです。 とりわけ堅苦しく考えるわけではありませんが、家の中の雑多な行為が終われば片付け区切りをつける、というのは自分の暮らしを整える呼吸、リズムのようなもの。納戸や押入れに隠すようにしまうのではなく、必要なものが必要な場所に整い暮らしを支えている、その感覚が心地よいのであり住み手の個性でもある。 24.03.01 |