24.02:元旦から本当に驚きました

空中散歩

何を今更と言われそうですがあべのハルカスへ登ってきました。
その日は余りにも天気が良く、誘われるように高いところへ登りたくなりました。
日本一(今は違うようですが)の超高層、ずんぐりむっくりではなくセットバックして空に溶け込んでいく姿が綺麗なデザインです。
上へ上がってみると良い意味でびっくり、こんなに気持ちが良いのか!

この気持ちよさは良い天気のポカポカさ(この日は暑いくらい)とまさに眺望です。
北は大阪を代表する南から北へつながる高層ビル群、そしてその向こうに箕面から六甲へ続く山々。そこから西へ西宮、神戸を望み大阪湾の海。南は葛城山だろうかまた山が現れ東の生駒へ繋がっていく。
周りに邪魔されない360度の景観を独り占め、そんな贅沢な気分に浸れる体験でした。
まさにウキウキ気分ですが、最近はどうも逆のことが頭に浮かびいけません。

建物の高層化巨大化は思いもよらない興奮や高揚感を与えてくれますが、今やその過剰さゆえの問題点も多く指摘されています。サステイナブルあるいは平衡を考えた時、建物はまず建てて、それを維持管理して、そして最後は壊して大地に戻す、これらを通しての経済力社会力が必要なんだと思います。
その力を感じられないとき、建ち続けることに怖さを感じてしまうのです。
巨大化複雑化する床をお金に換算して計算式が成り立つのであれば、地域に根ざした暮らしの計算式はもっと簡単に成り立たないだろうか。どこかで方向転換する必要があるのではと思います。

24.02.02
24.02.19一部修正