23.10:やっと秋になりました。

住人十色

ご存知の方もおられると思いますが表題は「自薦他薦を問わず素敵なお家」を紹介するテレビ番組のタイトルです。

建築家が腕を振るった斬新な建物からリノベーションやDIYでコツコツ創り上げた家など、まさに人の数だけ住まいがあるようにバラエテイ豊かなお家が紹介されてます。

先日放映の岐阜の物件は大変興味深いものでした。
設計者が提案するSLBH-Super Lowcost Big Houseシリーズの一つで、通常の木造住宅のスケールでありながら大胆な架構ときめ細やかな工夫で大きな空間が実現されています。

造成地の上の段に二つのシンプルな2層の箱体が置かれどちらかといえば閉じて使う諸室が配され、その間にトラス構造でブリッジが架けられ居間として開かれる。土地の高低差を利用してその下は駐車場、上は屋上庭園となり、内部外部を通してスキップフロアでつながる変化に富む空間構成で、使い勝手もすこぶる良さそうです。しかもそれがローコストでできている。

支えているのは緻密に洗練整理された架構(構造)に思います。
流通材、規格材を念頭に住まいの寸法を練り上げることで、力強く安定した構造体ができている。
骨格を造りあとは住み手に渡す、と言う考えも共感するところでした。

この番組は土地や建物の費用をオープンにしてるのも良いところです。仕事柄どこまで含まれてるのかが気にはなりますが、今まで当たり前だと思っていた建築工事のやり方にもいろいろ工夫がありそうです。

23.10.02