23.07:梅雨のあとは猛暑かな。

こども本の森

先日中之島にあるこども本の森を訪ねてきました。
いつまでも変わらず精力的な建築家、安藤忠雄さんの作品です。

小ぶりながら恵まれた中之島のロケーションに伸びやかに円弧を描くコンクリートの外観は大変愛らしく、川面に抜ける階段アプローチを介して都市と公園に結びつく巧みな空間構成はまさしく安藤さんでした。

 

階段の上(2階)、青いリンゴのあるテラスから建物のエントランスに入ります。そこからあれって思う狭い通路を経て中央へ。
中央に入ると一瞬でこの建物が分かります。狭い通路は少し疑問でしたが中央との対比は効果的です。
吹抜け、大階段、中階段、湾曲壁、突き出した小ロビー、そして何より本の壁と言いますか、本がインテリアのメイン素材となり上階下階3層分の空間が一体となり我々を包みます。
基本は閉じているのですが随所に設けられたスリット窓や突き出したスクリーンから光が入り、都市、公園の景観と繫がり、決して広くはありませんが気になる本を手に取り、自分の居場所を見つけて時を過ごす、こどものみならず大人にとっても大変心地良い空間でした。
付属の部屋もユニークで二つのシリンダー室が印象的です。一つはスケールが良い円形のライブラリー、もう一つが物語が投影されるタテに細長いコンクリート裸のシリンダー。その丸い壁に基本白色で投影される絵や文字が大変美しく、思わず立ち止まって短いストーリーに見入ってしまいます。

蔵書も充実していてあっという間に1時間半のタイムリミットとなりました。1日3回交代制でオープンされるこの建物は無料。開館当初は予約の取れない図書館でしたが最近は落ち着いてる感じです。
安藤さんの大きさを感じた建物でした。

23.07.01