22.10:台風とともに秋もすすみ・・ 正式には観月讃仏会と言うらしい。本年は9月10日、鑑真和上とともに仲秋の名月を愛でる伝統行事のようです。 暗くなるにつれその輝きが増し、蒼黒い空、黒い本堂、境内の静けさに僧侶の法要の低い声と相まって、金色がますます神々しく神秘性が高まり、精神の高まりを覚えました。 法要が終わればすっかり日も暮れ、暗くて見えにくい境内を、鑑真和上がおられる御影堂まで移動。ここでお花とお団子とともにお月さまを愛でる段取りらしい。 あいにくまだ時間が早いのか月は東南方向に低くあり、他のお堂や樹木で見えなかったが、この御影堂の設えがまた見事だった。 伝統的な行事がコロナ禍で少々変形されてのかもしれないが、秋という季節、日の暮れる時間帯、そして天体の動きという大自然の中で息づいてきた唐招提寺の伝統、歴史を感じられた気がして、大変貴重な体験でした。 22.10.01 |