22.05:桜のあと大変寒いです。

KYOTOGRAPHIE

知人の投稿で知ったKYOTOGRAPHIE。
毎年京都で行われる国際写真展でここ10年ほど続いてるらしい。
知らなかった。
まだ全貌がよく分からないが、京都の市街地の町家や小ギャラリーで写真アーチストが個展をやってるような感じでした。
ほんの一部を見ただけですが強烈な印象でした。

まず写真。
写真という言い方がもはや当てはまらないような多種多様な表現に驚きました。すでに私は古い、んでしょうね。
今までの感覚で日常のある一瞬を切り取りそこに在る情感や驚きのようなものを発見するのが結構好きでしたが、もっと練られて写真とは思えない方法や、闇や怖さなど、普段避けて通ってきたものを突きつけらました。

 

京町家。
ウナギの寝床、つまり間口が狭く奥行きの長い建物で理解してましたが、会場はなんのなんの、堂々とした幅を持つ大建築のごとく存在していました。その広さの中を庭と一体となった空間をたどり奥へと進む。
ジグザグする分確かに奥が深い。いろんなものが隠れており蔵もその一つでしょうか。
サイズは小さいけどあっと驚く意匠、空間がありました。

そして京都。
誰もが知っている古都。ある程度の時間を過ごすとその歴史の厚みが伝わってくる。その厚みは単に古いものが時間軸に積み重なっただけではなく、新旧が、あるいは異なるもののが衝突し、そこから変形し生まれてきたエキサイテイングな厚みだ。

とてもとても濃厚な時間を過ごすことができました。

22.05.02
KYOTOGRAPHIEは5/8まで。