21.10:いろんな意味で季節が変わってきました

CLT講習会

住宅に限らない大規模な木造建築物はもう当たり前のようになってるのでしょうか?
日本CLT協会が主催するWEB講習会を現在受講中です。
無料で自分の空き時間に合わせてビデオを見ながら受講できるので気軽に申し込んだのですが、申込んでわかる色々な特典、実に太っ腹です!
まず開講前に新書版の書籍や毎年行われてるアイデアコンテストの応募作品集が立派なカラー印刷物で送られてきます。

講習テキストも当然無料でダウンロードできるのですが、それ自体も、そしてそこで紹介されてる各種技術データなど、書籍でもおかしくないPDFパンフが、これも無料でゲットできます。

新しい工法はやはり新しいデザインとともに登場します。
CLTといえば今まで実に斬新な建築物のイメージがあり、それを少しでも分かりたいとの思いで始めたわけですが、この講習会で違う観点にも気がつきました。

箱物の家具をデザインするように水平垂直のパネルの組合せで簡単に木の建築ができる。パネルも接合金物もそれなりに用意され、その進歩は凄いと思いつつ、それだけの箱型建築にはそう魅力が感じられない。木の建築となるとどこか手造りの温もりの印象を持ってしまうので徹底した工業化製品にはどこか違和感を感じてしまう。しかし古い感覚からくる違和感には新しい革新への可能性も感じるのです。

防火に悩まされてきたこの国で高層建築が木造でできるのは画期的と思いますがこの技術が根付いていくかどうか、その見極めが気になった講習会でもあります。

21.10.01