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19.07:やっと梅雨が始まりました 建築の設計を始めた頃はカタログ(印刷物)はなくてはならないものだった。それはもちろん今現在利用できる商品を知り、その良し悪しを判断し、その物件に最適な一品を見つけるためだった。そしてそれは設計作業の中でかなりのウェイトを持ち、カタログを取り寄せ整理するのは小事務所にとっては実に大変な作業であった。しかし当時から、特に家造りの現場に対して、既製品のアッセンブリーで事足るのか、と批判的な意見があったのはよく覚えている。しかし批判にもかかわらず、家ごと既製品にしてしまうハウスメーカー、ある会社の住宅建材カタログ1冊で家をまかなう建売住宅、時代はそれらを住宅産業として主流に押し上げた。 しかし家造りもものづくりに変わりなく、職人が丁寧に一つ一つ創り上げていくことの価値は非常に大きい。 前置きが長くなりましたが(笑) 先日のリノベーションにおいても商品探しは重要ポイントだった。しかしタイミング悪く事務所の大整理を始めたこともあって昔から苦労して集めたカタログはすでに廃棄してしまった。それよりも今はWEBカタログである。当然である、そういう時代だ。それもあって印刷物カタログは廃棄しても大丈夫だと思っていたが違った。 19.07.02 |