16.09:台風が過ぎ秋の気配です

限界集落

この言葉を聞いてもうどのくらいになるだろうか。最初はパロデイ風に捉えていたがだんだんその深刻さが伝わり今や悲しさが混じるショックな言葉である。
村がなくなり街がなくなる、到底考えられないことが現実化しようとしている。

建築や都市をテーマにする雑誌や書籍には関連した言葉が氾濫している。例えば建築と社会の今月号から拾ってみると、目次や見出しからだけでもこんなに出てきます。

過疎地域。人口減少社会。少子高齢化。福祉。都市構造の見直し。地域資源。地域拠点。自立活性化。都市再生特別措置法。公共施設再編。地域特性。まちづくり。コンパクトシテイ。ネットワーク。小さな拠点。シテイプロモーション。移住コンシェルジェ。空き屋対策。廃校活用。官民連携。民間活力。産官学一体。低未利用土地。住民合意形成。PPP。PFI。・・・

今やもう聞き慣れた言葉であるが一つ一つの背後には本当にたくさんの方々の努力がありそれが成果に結びついているが、新たに限界を迎えようとしてる地域もまだあると聞く。

災害時の復興とも重なるが、いろんな問題点は見えているのに何故解決に向かっていると感じられないのか。同じことをずっと議論しているような印象を受けるのは私が不勉強なだけなのだろうか。

限界集落の最後の住人に非常に興味がある。
廻りが空き屋で、通常のサービスが期待できない状況で人はどうするのだろう?
身体が動けば川に水を汲みに行き、土を耕すような古代の真似事はできるかもしれないが、高齢化と共にあるこの問題を解決するにはどうすれば良い?
IT時代の自給自足の形が見えれば面白いのだが、この時代に一人になった時どこと優先して接点を持とうとするだろうか?
自分ならどうする、を一度考えてみたいと思います。

*まとまらない内容で恐縮です。言葉をもっと正確に使えるよう勉強します。
16.09.09