13.02:最近感銘を受けた方を順番に。アーチストとお呼びするのがいいのかどうか、失礼があればお許しください

3人の女性アーチスト1

森本千絵さん
この方を知ったのは昨年の秋頃だったでしょうか、いつも立寄る書店でふと眼に入った「一冊まるごと森本千絵」という雑誌。その時点で既にもうバックナンバーだったと思いますがその脇の説明カードに話題のCMデイレクターとしていくつかのCM紹介が書かれていた。

あっ、あのCMか、と手にとりパラパラとめくると、やはりそう、ここ数年テレビなどで見て素晴らしいなあ、と思ってたのがこの人の作品だと分かり、すぐにレジに持参した。
大きな白いノートに車noteがペン筆になり走るもの、歌手たちが1パートずつ唱い繋ぐサントリーのもの、などなど、多分気になるCMに関与している確率は大変高いと想像されます。さらにはNHK朝ドラの「てっぱん」。大阪人には嬉しいお好み焼きを舞台にした鰹節の踊り。最初は分からなかったけどそれがそのうち全国の人の繋がりになっていくというストーリー。
感性が違うといいますか、いや違うと言うより非常に繊細で敏感なんでしょう、ほとんど全てのジェネレーションから共感を得ている気がします。その理由のようなものがこのあいだ分かりました。
それは昨年末、たまたまtwitterで知りほとんど飛び込みで入ったトークセミナー。大阪コピーラーター倶楽部主宰のもので、博報堂の方とのトークセッションのような感じですがもちろん主役は森本さん。最初に今までの作品がスライドで紹介されたのですが、その作業量といいますか、そこにかけられたエネルギーの凄まじさ。
「あー、やっぱり」+「よくぞここまで」という感想が入り交じり、それらを淡々とさも何事もなかったように語る森本さんが余計凄いなあと思う時間でした。
いま東京で、というかもう終わりですがワタリウムで個展が開かれてるらしい。これは行きたかったけど残念。
森本さん、ぜひ大阪でもやってください!

13.02.01