10.03:第3回目です
ものづくりの現場3
手前味噌ながら広く宣伝もしたいので、昨年12月開催というかなり遅れての報告で申し訳ありませんが、今回も(そして今後も)ここで紹介させていただきます。
日本建築協会主催の「学生のための現場見学会」も第3回目を数える事となりました。
前2回は比較的大きな建築物の工事現場を見学しましたが、今回は少し趣向を変えて、家具づくりの現場と言う事で、京都にある「大村家具工業」さんにお世話になりました。
大村さんは古い歴史をお持ちの会社で昔から手作りの良さを残しながら制作されており、近年では京都迎賓館や洞爺湖サミット会場などにも納入されてる我が国一流の家具工場さんで、今は家具に及ばずインテリア、建築まで幅広く活動されておられるところです。
当日の参加者は16名。大きな建築物より身近な対象として把握しやすいのか、学生達はいつもより熱心な表情に見受けました。
最初に椅子のモックアップで説明を受けた後2班に分かれて工場内へ。工場内には木製家具のいろんな材料が整理整頓され、それらの加工機械とともに、順に丁寧に説明いただき、主に箱ものの組み立てから最終塗装までの行程を見せていただきました。
そしてそれだけではなく、近くにある金物工場「八木製作所」さんの見学にも配慮いただき、全員、車で送っていただくなど実に親切に対応していただきました。
「大村家具工業」さん、「八木製作所」さんお世話になり誠にありがとうございました。
少々時間オーバーしながらも無事終了し、恒例のアンケートでは多くの参加者が大変刺激を受けた様子が読み取られ、主催者側もまたもや一つ手応えを得た見学会でありました。
ただいつも遭遇するのが学生達の日程(カリキュラム)と現場のそれを調整する難しさです。我々は近い将来、関西の各大学等教育機関に認められ、より大きな実りに繋げたいと思っております。
どうか今後ともご指導ご協力よろしくお願い致します。
10.03.01 |