■ MAE today この欄には当研究所の近況や、今思うことなどを概ね1回/月のペースで気ままに書いていこうと思っています。どうぞお気軽にお読みください。 |
10.01:常々思う事 仮設 仮設:ある期間だけ臨時に設置する事 みなさんは仮設と聞いてだいたいどのくらいの期間を思い浮かべますか? 写真は今リニューアル工事進行中の梅田阪急百貨店地下から1階コンコースに上がる階段です。現実の用に供してますので本設の階段とも言えるでしょうが(基準法上の扱いは分かりません)デザインや仕様は明らかに仮設です(と思います)。 突然話が変わりますが我が国の戸建て住宅はどうやら20年くらいで建て替わってるらしい。根拠が無くて恐縮ですが近所の木造建売り住宅などを見るとそうかも知れないと思う。この20年は短いのか長いのか。 設計者からすると誰も20年と考えて設計しないでしょう、またどのご家族も自分の家はそれで十分だとは思わないでしょう。逆に20年を前提にするなら、仮に考えて、つまり仮設的な発想で設計を進める気がします。その方がずっと合理な部分が多いように思いますが、そう言うクライアントが仮におられても法的には仮設は実現できずやはり大きな負担がかかってしまう。でもやっぱりそれでいいのか、と言う問題に戻る。 「200年住宅」なる言葉が出て来る時代、何でこういう事になっているんだろう、と以前から思っています。何が本設で何を仮設と思えばいいのか? *「仮設」の反対語として「本設」を使ってますが正しい言葉かどうか分かりませんのでご注意およびご了承くださるようお願い致します。 *先日この阪急の場所を通ったら最終形(何年有効か?(笑))になってました。参考までに写真を入れておきます(12.08.17撮影)
10.02.01 |