04.03：久しぶりの東京から。

表参道ウォーク

先日久しぶりに表参道を歩いてきました。
ここは昔からファッションを先頭にいろいろ面白いことが起こり集積されてきた、いわば文化の発信源のような所ですが、私の体験でもすでに四半世紀が過ぎ、今も変わらぬエネルギーに今までの蓄積からくる厚みが加わり、ますます魅力的な街になったなぁと言うのが久しぶりな第一印象でした。
そしてそこに今発信されているエネルギーが建築なのです。
これはもう眼を見張るばかりです！

最新作に限っても、セジマ、アオキにクロカワ、イトウ、割って入る外人勢に、その内アンドーが姿を現すといった何とも贅沢な建築ギャラリーなのです。
残念ながらイトウはまだ足場に隠れていたのですが、二つ三つでも十分楽しめるギャラリーです。

Dior　Vuitton　Plada

すべてが凄いのですが個人的にはアオキでした。
何と上品な！
その洗練されたデザインは出しゃばることは無いけれど圧倒的な姿で堂々とそこにあり、最近の建物にはあまり感じられない強さを感じました。
内部もまた格別です。残念ながらトランクを積み重ねたと言うより単なるスキップフロアーに感じてしまいましたが、必要な高さが確保された非常に贅沢な造りで、空間としての本来のプロポーションが吟味された結果のように感じられました。

まずはファッション的なリーダーシップを取る街に、そして代表としての各ショップに人が集まるにしても、こういう上質な建築に普通に接することで、いよいよ建築が文化発信の中心的役割を担うようになるのでは、とそんな思いを強くした、非常に気持ちのいい表参道ウォークでした。
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